金の卵を生む鵞鳥(がちょう)

イソップ寓話の一つに「金の卵を生む鵞鳥」というのがあります。

有名な話しですが、要約すると金の卵というご利益(りやく)が少しずつ現れるのが待ちきれずに、ガチョウを殺してしまって全てを失うというものです。

 

この話しは、相続などで不動産を継承したケースに似ているなと思います。

コツコツと収益を生む不動産を承継した人が、その不動産を売り払って現金化してしまうというものです。

だいたいそうやって手に入れたお金はどこかに消えてしまうものです。

 

寓話のストーリーとは少し違うのですが、仮にガチョウを育てて、やがて卵を生まなくなってきたという場合にイソップは何を示唆するのだろうかと思います。

 

私は、二つポイントがあると考えます。

一つ目は、高価な飼料でも与えてとにかく大切に育てて1日でも長持ちさせること。

二つ目は、金の卵を使い切らずに資産として残し、別の金の卵を生むような別の資産形成を行うことだと考えます。

 

恥ずかしながら当家もずいぶんとガチョウを殺してきてしまいました。

この流れを変えたい一心で、ガチョウに卵を生ませる仕込み作業を今まさに取り組んでいます。